本荘由利の家

本荘由利の家外観写真
この住居のあった場所は、ゆるやかな出羽(でわ)丘陵に囲まれ、古くは”由利柵”の名で知られるように、東北開拓の重要拠点で、古代から近代にかけて、農業・交通の要として栄えてきた土地でもありました。
この家は、馬を飼い、田畑1、山林を経営し、「だいどこ(台所:現在の居間・・・使用人が使う部屋)」や「ちゃのま(茶の間:現在の居間・・・この家の家族が使う)」では養蚕を行うといった、中規模地主の典型的な暮らしを営んでいました。
現代の農業とは違い、多くの人手を必要とした当時の農家の暮らしが「わかせべや(♂の部屋)」や「めらしべや(♀の部屋)」といった部屋の名称からも伺えます。多くの人々がいろいろな思いで食事をした「だいどこ」、今も昔も囲炉裏の火の温かさだけは変わらないようです。

本荘由利の家では、「こんにゃく作り体験」「そば打ち体験」など食に関するイベントや昔懐かしい遊びを教わりながら楽しむことができる「昔遊び体験」を開催しています。

展示テーマ 食

データ

元の所在地 秋田県由利本荘市(旧大内町)牛寺(あきたけんゆりほんじょうしうしでら)
建築年代 19世紀末
規模 398㎡(120坪)
形式 両中門造り(りょうちゅうもんづくり)
寄贈者 吉尾 照彦 氏(よしおてるひこ)さん
復元工事 平成14年